こんにちは。ファンコート泉のリハビリテーション部 理学療法チームです。
これまでこのブログで作業療法士や言語聴覚士の活動を何件か紹介させていただきました。
じゃあ理学療法士はなにをしてるの?という疑問を持った方もいたかもしれません。
もちろん理学療法士もさぼっているわけではございません……
今回は理学療法士が主になって開催している集団での体操について紹介させていただこうと思います。
上記の写真のように共同生活スペースに集まっていただき、輪になって運動していただきます。
理学療法士が前で運動する様子を見て、それを模倣していただくようになっています。
テレビに映像を流したり、音楽をかけながら音に合わせて行っていただく方法もあります。
今後も様々なバリエーションを加えて開催していく予定です。
そもそも集団体操を行う目的は何でしょう?
①身体を適度に動かすことで身体機能の維持や向上を図る
日中にテレビを見たり新聞を読んだりしてのんびりと過ごされるのも良いですが、どうしても運動量が減少しがちです。
かといって自分ではどうやって運動したらわからないし、、、という方も少なくないと思います。
そこで集団での体操を一つのきっかけにしていただきたいのです。
体操の内容も複雑になりすぎないようにしていますので、覚えた運動を日中のご自分のタイミングで行っていただくことで、少しでも運動量を増やしていただければと思います。
日中、適度に身体を動かすことで、食欲が出たり、夜の睡眠がスムーズなったりするなど生活リズムを整える効果も期待できます。
②運動を通じた脳の活性化
体操は音楽に合わせたり、職員の動きを見てそれを模倣したり、簡単な脳トレ体操を行ったりするので、自然と脳の活動を活性化させる効果があると考えられます。
脳の活性化により認知症の予防や認知症症状の進行予防が期待されています。
③集団での活動を通じた人とのコミュニケーションの活発化
一人でやるとなかなか長続きしない運動でも「あの人もやってるから」や「あの人と一緒にだったらやれる」といったこともあります。
他者と関わりを持ちながら取り組むことができるのも集団での活動の魅力の一つと言えます。
お部屋から出て周りの利用者様と交流を持つ一つの機会にしていただければ幸いです。
長文となりましたが読んでいただきありがとうございます。
今後も理学療法チームもブログを通じて情報発信させていただきたいと思います。
2017年9月21日
医療法人社団平成会
介護老人保健施設ファンコート泉
リハビリテーション部
理学療法士
日野・阿部・田村・藤原・池部